11月の失業率、2.5%に改善=3カ月ぶり、求人は横ばい 2022年12月27日

 総務省が27日発表した11月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント低下の2.5%だった。改善は3カ月ぶり。経済活動が回復しつつある中で新たに仕事を探し始める人が減り、完全失業者数が減少したことが影響したとみられる。
 一方、厚生労働省が同日発表した11月の有効求人倍率(同)は前月から横ばいの1.35倍。先行き不安から転職活動を控えたり、企業が採用を募集しても応募が振るわないため求人を見送ったりする傾向があり、求職者数と求人数がともに減少した。
 厚労省は雇用情勢について「一部に厳しさがみられるものの、緩やかに持ち直している」と前月の判断を据え置いた。 

特集、解説記事