訪日客5倍、水際対策緩和で=コロナ前比は97%減―上半期 2022年07月20日

 日本政府観光局が20日発表した2022年上半期(1~6月)の訪日外国人数(推計値)は50万7600人と、前年同期比で約5.3倍となった。春以降、水際対策が段階的に緩和され訪日客数は回復傾向にあるが、新型コロナウイルスが流行する前の19年上半期との比較では96.9%減と依然低水準にある。
 政府は3月から観光目的以外の入国を一定条件下で再開。訪日客数は4月に2年1カ月ぶりに10万人を超え、6月まで3カ月続けて10万人を上回った。6月からは添乗員付きパッケージツアーに限り観光客の受け入れも始まった。
 ただ、政府は1日当たりの入国者を2万人に制限しており、大幅な回復は当面見込みづらい。 

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