物価・安保・コロナで論戦=岸田政権に中間評価―参院選公示、来月10日投開票【22参院選】 2022年06月22日

 第26回参院選が22日公示され、7月10日投開票に向けた18日間の選挙戦が始まった。ロシアのウクライナ侵攻や急激な円安による物価高への対応、防衛費の在り方を含む安全保障政策、新型コロナウイルス対策と経済回復の両立などが主要争点となる見通しだ。昨年10月の衆院選以降の岸田政権に対する中間評価も問われる。
 参院定数は今回から3増えて248。このうち選挙区74、比例代表50の計124が改選され、神奈川選挙区の非改選の欠員1を補う合併選挙を合わせた計125議席が争われる。
 選挙戦では憲法改正の是非も論点になりそうだ。与党と改憲に前向きな一部野党で改憲原案を国会発議できる3分の2の議席を確保するかも注目される。
 岸田文雄首相(自民党総裁)は「勝敗ライン」を与党で過半数(125)としている。自民、公明両党の非改選議席は計69のため、計56議席以上の確保が目標となる。立憲民主党は現有議席の維持、野党による改選過半数の獲得を目指す。 

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参院選が公示され、街頭演説に集まった人々=22日午前、東京・JR新宿駅前
参院選が公示され、街頭演説に集まった人々=22日午前、東京・JR新宿駅前

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