ソニー営業益、初の1兆円超え=映画・音楽好調、売上高も最高 2022年05月10日

 ソニーグループが10日発表した2022年3月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前期比10.3%増の9兆9215億円、本業のもうけを示す営業利益が25.9%増の1兆2023億円となり、ともに過去最高となった。映画・音楽事業が好調だったほか、為替相場の円安も寄与した。会計基準を変更したため単純比較はできないが、営業利益が1兆円の大台に乗ったのは初めて。
 SMBC日興証券によると、国内製造業で営業利益が1兆円を超えたのはトヨタ自動車に続いて2社目。一方、税金費用の戻し入れが大幅に減少したため、純利益は14.3%減の8821億円だった。
 20年に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の販売台数は1150万台。半導体不足や物流網の混乱で、当初掲げた販売目標(1480万台)に届かなかった。今年度は部品確保のめどが付いた1800万台を目標に据えた。 

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ソニーのロゴマーク(EPA時事)
ソニーのロゴマーク(EPA時事)

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