ガソリン平均173円50銭=2週連続下げ、先行きは不透明―経産省 2022年04月20日

 経済産業省が20日発表したレギュラーガソリンの給油所店頭小売価格の全国平均は、18日時点で1リットル当たり173円50銭だった。前週比50銭安で2週連続の値下がり。中国での新型コロナウイルス感染再拡大の懸念などを受け原油価格が下落したことが影響したほか、政府が実施している石油元売り会社への補助金が効果を発揮した。
 来週も小幅な値下がりが予想されるが、ロシアへの経済制裁強化の懸念で、直近の原油価格は上昇基調。政府は補助金を21日から1リットル当たり上限の25円に引き上げる。円安でさらに原油輸入コストが上昇すれば、国内ガソリン価格が再び上昇に転じる可能性もある。
 地域別のガソリン価格は、群馬など34道府県で値下がりし、徳島など10都府県は値上がりした。最高値は長崎の182円70銭。灯油の給油所店頭価格の全国平均は18リットル当たり2058円で、前週比4円値下がりした。 

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記者会見する石油連盟の杉森務会長=20日午後、東京都千代田区
記者会見する石油連盟の杉森務会長=20日午後、東京都千代田区

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