マンション、31年ぶり最高値=土地・資材高騰―21年度首都圏 2022年04月18日

 不動産経済研究所が18日発表した2021年度の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)新築マンション市場動向によると、期間中に販売された物件の平均価格は前年度比6.1%上昇の6360万円となった。地価や建設資材価格の高騰を反映し、バブル末期の1990年度(6214万円)を上回り、31年ぶりに最高値を更新した。
 ロシアによるウクライナ侵攻に伴う物流の混乱や、米国の利上げを背景とした円安進行で、資材価格はさらなる上昇が予想される。同研究所は「半年後、1年後に影響が出てくる可能性が高い」と分析。早ければ今秋ごろからマンション価格に一段の上昇圧力が加わりそうだと指摘した。 

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