小樽-長万部間、廃線へ=並行在来線、バス転換合意―北海道 2022年03月26日

 北海道新幹線の2030年度末の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線・函館線について、道と小樽市、余市町は26日に同市内で協議し、小樽―余市間(19.9キロ)をバス転換することで合意した。既に余市―長万部間(120.3キロ)は2月にバス転換が決まっており、今回の合意で小樽―長万部間(140.2キロ)は廃線となる見通しとなった。
 沿線自治体の多くはこれまで、鉄路維持で見込まれる巨額の赤字などを理由にバス転換を表明。小樽―余市間の扱いが注目されていた。 

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北海道新幹線延伸に伴いJR北海道から経営分離される並行在来線のうち、小樽―余市間について協議する迫俊哉小樽市長(手前左)ら=26日午前、同市役所
北海道新幹線延伸に伴いJR北海道から経営分離される並行在来線のうち、小樽―余市間について協議する迫俊哉小樽市長(手前左)ら=26日午前、同市役所

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