ガソリン11週ぶり値下がり=補助金効果も、高値圏 2022年03月24日

 経済産業省が24日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの給油所店頭価格(22日時点)は、前週比60銭安い174円60銭となり、11週ぶりに値下がりした。先週は政府の石油元売りに対する補助金が上限の1リットル当たり25円に到達。「補助金の効果」(石油情報センター)とみられる。ただ、原油相場の高止まりから高値圏での推移が続いている。
 補助金制度が1月に始まって以来、初めて値下がりした。この制度はガソリンの全国平均価格を172円程度に抑えようとする仕組み。原油高騰などを受け、経産省は今週の店頭価格が197円10銭に達すると予測しており、補助金の価格抑制効果は22円50銭だったとみている。
 地域別では34道府県で値下がりし、和歌山など9都府県では値上がりした。最高値は鹿児島の182円80銭で、ほか4県でも180円超が続く。灯油18リットル当たりの給油所店頭価格は、全国平均で3円安い2068円だった。 

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