ガソリン10週連続上昇=補助25円に引き上げ―経産省 2022年03月16日

 経済産業省が16日発表したレギュラーガソリンの店頭小売価格の全国平均は、14日時点で1リットル当たり175円20銭となった。前週比60銭上昇し、10週連続で値上がりした。ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格高騰が響き、2008年9月1日以来約13年半ぶりの高値水準。経産省は、石油元売り各社に支給する補助金を17日から上限いっぱいの1リットル当たり25円へ引き上げ、平均172円程度への抑制を目指す。
 元売り各社は先週、給油所への卸価格を下げたため補助金は24円程度となる見通しだったが、給油所側の価格転嫁の遅れで店頭小売価格が想定以上に上昇した結果、支給最大額を10日に上げて1週間で上限に達した。 

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