ガソリン8週連続上昇=ウクライナ侵攻で一段高懸念 2022年03月02日

 経済産業省が2日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの給油所店頭価格(2月28日時点)は、全国平均で前週比80銭高い172円80銭と8週連続で値上がりした。原油価格が高騰し、2008年9月以来、13年半ぶりの高値水準が続く。ロシアのウクライナ侵攻による供給懸念でガソリンの先高観は強く、家計や企業への負担が一段と増しそうだ。
 地域別では43都道府県で値上がりし、値下がりしたのは愛媛など3府県だけだった。最高値は鹿児島の180円90銭で、長崎、長野でも180円を超えた。灯油は全国平均で18リットル当たり2033円と13円上昇。石油元売りは3日から卸価格を各油種1リットル当たり2円程度引き上げると給油所に伝えており、来週もガソリン、灯油の値上がりが見込まれる。 

特集、解説記事