12月経常収支、1年半ぶり赤字=資源高響く、21年も黒字2.8%減 2022年02月08日

 財務省が8日発表した2021年12月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は3708億円の赤字(前年同月は1兆1165億円の黒字)となった。資源価格の高騰で貿易収支が悪化したことが響き、20年6月以来、1年半ぶりの赤字に転落した。
 同時に発表した21年の経常収支は15兆4359億円の黒字。ただ、黒字幅は前年比2.8%減となり、4年連続で縮小した。資源高に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客が減少したことが影響した。 

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