ガソリン上昇、170円20銭=価格抑制策、27日発動―経産省 2022年01月26日

 経済産業省が26日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの給油所店頭価格(24日時点)は、全国平均で前週比1円80銭高の170円20銭となった。約13年4カ月ぶりの高値。平均価格が170円を上回ったことで、政府は27日からガソリン価格の高騰抑制策を発動させる。
 抑制策は、ガソリンなどの店頭価格高騰を緩和するため、石油元売り会社などに補助金を支給して給油所への卸価格を抑えるもの。27日以降、ガソリンや灯油など1リットル当たり3円40銭の補助金が給付される。
 日本エネルギー経済研究所石油情報センターによると、抑制策の効果で大手元売り各社の27日以降の卸価格は前週比で90銭程度下落する。補助金がなければ、卸価格は2円50銭程度の引き上げとなるはずだった。 

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