消費者物価、0.5%上昇=原油高で4カ月連続―21年12月 2022年01月21日

 総務省が21日発表した2021年12月の全国消費者物価指数(20年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が100.0と、前年同月比0.5%上昇した。プラス幅は前月と同じで、4カ月連続の上昇。原油高や円安に伴い、電気代などのエネルギー価格が押し上げられた。
 内訳は灯油が36.0%、ガソリンが22.4%それぞれ上昇。電気代は13.4%、都市ガス代は13.7%と、いずれも40年以上ぶりの大幅なプラスを記録した。宿泊料は、政府の観光支援策「Go To トラベル」が前年実施されていた反動で44.0%と大幅に上昇した。
 生鮮食品を含む全体の総合指数は0.8%上昇し、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は0.7%の下落だった。 

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