最上位プライムに1841社=東証1部、8割超移行―296社が基準未達・4月の市場再編 2022年01月11日
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東京証券取引所は11日、4月4日の市場再編で発足する新市場の所属企業を発表した。最上位「プライム市場」には、トヨタ自動車など現在の東証1部企業の8割超に当たる1841社が移行。このうちZホールディングスなど296社は上場基準を満たしておらず、暫定的にプライムにとどまる「経過措置」の適用を受ける。
現在の東証1部など4市場をグローバル企業中心のプライム、中堅向け「スタンダード」、新興向け「グロース」の3市場に再編する。各市場の特徴を明確にし、国内外から活発な投資を呼び込むのが狙い。日本の金融市場活性化へ、今後は上場する各企業の稼ぐ力が問われることになる。
東証の山道裕己社長はスピーチし、「企業の持続的成長を支え、国内外の投資家に支持される市場を提供したい」と強調した。
スタンダードには1477社が上場し、このうち344社が東証1部から移る。長野銀行はスタンダードを選択した理由について、「営業基盤を地元に置く金融機関として身の丈の選択を行った」と説明した。グロースには459社が入り、メルカリなどは将来のプライム入りを目指している。
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![新市場に所属する企業の市場区分を表す演出がされた東証アローズの株価表示用掲示板=11日午後、東京証券取引所](https://equity.jiji.com/storage/news/2022011100823g/20220111at56S_p.jpg)
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