スマートベータ運用

 市場で一般的な平均株価や株価指数よりも、パフォーマンスが上回る株価指数を創生して、その指数に対してパッシブな運用(できる限りトラッキング・エラーを小さくする)を行うことを言います。日経平均は、値嵩株のウェイトが高く、TOPIXは成長力が高くない大型株の時価総額ウェイトが高いという特徴を持っているので、長期的にみて成長率が高い銘柄群をベンチマークにする方がベターとの考えが背景にあります。完全法(準完全法)などで、業績リスクやあまり流動性のない銘柄を取り除いていたのを一歩進めて、積極的なベンチマークを作ったことになります。代表的なものは、2014年1月6日にスタートしたJPX日経インデックス400があります。
 

ゴールデン・チャート社提供