β値・α値
β値とはベンチマーク(一般にはマーケット株価指数)に対する個別銘柄やポートフォリオの反応度を示す指標で、α値はマーケットの動きで説明できない個別銘柄固有のリターン部分を表しています。
下記の図においては、βは回帰直線の傾き、αは回帰直線とY軸との交点(切片)でそれぞれ表され、βはその傾きが1よりも大きいほどその銘柄の動きはマーケットより大きくなるといえます。図表1、2はそれぞれTOPIXとトヨタ自動車、NTTドコモの株価それぞれの関係性を表していて、TOPIXが1%上昇するとトヨタ自動車の株価は1.26%上昇したのに対し、NTTドコモの株価は0.44%しか上昇しないということを示しています。
(関連用語:回帰分析、残差、決定係数)
ゴールデン・チャート社提供