ヒップホップ重鎮にスキャンダル=性的人身売買容疑で捜査―米 2024年03月29日 14時51分

米ヒップホップ界の重鎮、ショーン・コムズ氏=2023年9月、東部ニュージャージー州ニューアーク(AFP時事)
米ヒップホップ界の重鎮、ショーン・コムズ氏=2023年9月、東部ニュージャージー州ニューアーク(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米メディアが連日、米ヒップホップ界の重鎮、ショーン・コムズ氏のスキャンダルを大きく報じている。連邦当局は性的人身売買の疑いで、コムズ氏の邸宅を家宅捜索。同氏は疑惑を否定しているが、被害の訴えが相次ぎ、海外でも大きな話題となっている。
 コムズ氏はP・ディディなどの芸名でも知られる。報道によると、国土安全保障省は25日、カリフォルニア州ロサンゼルスとフロリダ州マイアミにある邸宅を捜索した。同氏は、いずれの場にもいなかったという。
 コムズ氏は昨年11月、元恋人から性的虐待で民事訴訟を起こされ、後に和解した。しかし、未成年だった女性を含む性的暴行、薬物投与などで被害を受けたとして、その後も訴訟が次々と提起された。今回の家宅捜索は、こうした訴えと関係があるようだ。
 コムズ氏は歌手としてだけでなく、音楽プロデューサーとしても活動し、ヒップホップ界の成功者と認知されている。ラップ歌手の故ザ・ノトーリアス・B.I.Gを発掘し、R&B歌手のメアリー・J・ブライジをスターに引き上げた。 

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