生成AI、人型ロボ登載へ=米新興が1000億円調達―オープンAIから 2024年03月01日 14時34分

米フィギュアが開発した人型ロボットがケースを運ぶ様子(ユーチューブより・時事)
米フィギュアが開発した人型ロボットがケースを運ぶ様子(ユーチューブより・時事)

 【シリコンバレー時事】人型ロボットを開発する米新興企業フィギュアは29日、米オープンAIの投資ファンドや米半導体大手エヌビディアなどから計6億7500万ドル(約1000億円)を調達したと発表した。企業価値は26億ドルと評価された。生成AI(人工知能)を搭載する動きはスマートフォンやパソコンだけでなく、ロボット分野でも本格化してきた。
 フィギュアは2022年にカリフォルニア州で創業。労働を代替する人型ロボットを開発し、ロボット「フィギュア01」がコーヒーをいれたり、ケースを運んだりする様子を動画で公開している。今年1月には、ドイツ自動車大手BMWと製造現場への活用に向けた契約を結んだ。
 マイクロソフト(MS)やアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏のファンド、インテルもフィギュアに出資した。調達した資金はAIの学習に加え、ロボット製造や商用化の加速、人材採用の強化に使われる。生成AI「チャットGPT」を手掛けるオープンAIとは、生成AIの基盤モデルを人型ロボット向けに開発する。 

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米フィギュアが開発した人型ロボットがコーヒーを入れる様子(ユーチューブより・時事)
米フィギュアが開発した人型ロボットがコーヒーを入れる様子(ユーチューブより・時事)

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