ガザで報道関係者6人死亡=国連が独立調査要求 2025年08月12日 07時35分

破壊された建物のがれき=8日、パレスチナ自治区ガザ(EPA時事)
破壊された建物のがれき=8日、パレスチナ自治区ガザ(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で10日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ所属の記者ら報道関係者6人がイスラエル軍の攻撃で死亡した。国連のグテレス事務総長は11日、報道官を通じ「独立した公平な調査」を求めた。
 アルジャジーラは、記者が活動拠点としていた病院近くのテントが狙われ、計7人が死亡したと伝えた。同局の記者2人と撮影スタッフ3人、フリーランスの記者1人が含まれていたとして、「報道の自由に対するあからさまで計画的な攻撃だ」と非難した。
 イスラエルは同国に批判的な報道を続けるアルジャジーラを「イスラム組織ハマスの代弁者」と見なしている。軍は10日、死亡した記者1人に関し「イスラム組織ハマス下部組織のリーダーだ」と主張した。 

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