対中念頭、強固な同盟確認=経済協力強化で一致―米比首脳会談 2025年07月23日 08時35分

22日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とフィリピンのマルコス大統領(EPA時事)
22日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とフィリピンのマルコス大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、フィリピンのマルコス大統領とホワイトハウスで会談し、中国が海洋進出の動きを強める南シナ海情勢のほか、貿易や関税について協議した。両首脳は強固な同盟関係を確認し、経済協力の強化で一致した。
 第2次トランプ政権発足後、米比首脳の対面会談は初めて。関係強化を進める姿勢を打ち出し、南シナ海でフィリピンと領有権を争う中国をけん制する狙いもある。
 トランプ氏は会談冒頭、「彼ら(フィリピン)は軍事的に非常に重要な国だ」と強調し、安全保障分野での協力拡大を歓迎。マルコス氏は「米国は常に最も強力で緊密な信頼できる同盟国だ」と応じた。 

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