米ミサイル防衛構想でスペースX除外=トランプ氏とマスク氏の関係悪化で―報道 2025年07月23日 05時57分

【ワシントン時事】ロイター通信は22日、米国防総省が次世代ミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」を巡り、実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXを提携相手から除外する方向だと報じた。トランプ大統領とマスク氏の関係悪化が原因とみられる。
ゴールデンドームは人工衛星などを活用し、宇宙空間でミサイルを探知・追跡し、迎撃することを目指している。スペースXは衛星通信網「スターリンク」の整備などで宇宙開発の豊富な実績があり、提携の有力候補と目されていた。
報道によると、国防総省は代わりに、衛星通信網の整備を進めている米アマゾン・ドット・コムとの提携を模索している。防衛大手ロッキード・マーチンなどの参画も見込まれているという。