対ロ協議代表団トップ続投か=前国防相、政権内とどまる―ウクライナ 2025年07月18日 17時15分

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、侵攻を続けるロシアとの直接協議でウクライナ代表団を率いたウメロフ前国防相について、要職の国家安全保障・国防会議書記に任命した。政権内にとどめ、代表団長を続投させるとみられる。
直接協議は5月に約3年ぶりに始まり、6月に2回目が行われた。立場の隔たりは大きく、次回日程は未定だ。ゼレンスキー氏は任命後、ウメロフ氏に「協議の活性化」を指示した。
ゼレンスキー氏は、侵攻下の約3年半で初めての本格的な内閣改造に踏み切り、今月17日にスビリデンコ新首相(前第1副首相)を首班とする内閣が発足。新国防相にシュミハリ前首相が就き、対ロ協議のキーマンであるウメロフ氏の処遇が焦点となっていた。