ガザ停戦、早期妥結の観測も=仲介国がハマス主張に近い案―報道 2025年07月18日 15時18分

17日、パレスチナ自治区ガザ中部で水の配給を待つ住民ら(AFP時事)
17日、パレスチナ自治区ガザ中部で水の配給を待つ住民ら(AFP時事)

 【カイロ時事】米ニュースサイト「アクシオス」は17日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉に関し、仲介役の米国、カタール、エジプトが16日にイスラエルとイスラム組織ハマスに対して修正版の停戦案を提示したと報じた。焦点だった軍の駐留範囲についてイスラエル側が譲歩。修正案にはハマスの主張に近い内容も反映されているといい、アクシオスは「仲介国は早期妥結につながる可能性があるとみている」と伝えた。
 アクシオスによると、イスラエルは、ガザ地区内で展開する部隊について、南部ではガザ・エジプト境界の「フィラデルフィ回廊」から北へ5キロまでの地域への駐留継続を要求していたが、これを1.5キロの地点まで減らすことに同意。これはハマスが要求した、1~3月の前回停戦時に近い内容になっている。また、イスラエルとの境界周辺についても、1キロの地点まで撤収するという。 

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