日米豪、海上補給協力を強化=ミサイル補充や給油で 2025年07月11日 17時57分

補給協力強化の合意文書に署名する星直也海上幕僚監部装備計画部長(左端)と米国、オーストラリア両海軍の責任者=11日、豪東部ブリスベン(海上自衛隊提供・時事)
補給協力強化の合意文書に署名する星直也海上幕僚監部装備計画部長(左端)と米国、オーストラリア両海軍の責任者=11日、豪東部ブリスベン(海上自衛隊提供・時事)

 【シドニー時事】日米オーストラリア3カ国は11日、海上自衛隊と米豪両海軍の間で補給協力を強化することで合意した。艦艇に搭載するミサイルの補充や洋上給油などでの協力が柱。インド太平洋で中国が軍事的動きを活発化させる中、日米豪の相互運用能力を高めることで抑止力向上につなげたい考えだ。
 豪東部ブリスベンに停泊中の米海軍強襲揚陸艦「アメリカ」船上で同日、調印式が行われ、星直也海上幕僚監部装備計画部長と米豪両海軍の責任者が合意文書に署名した。これまで2国間の補給協力はそれぞれ行われてきたが、3カ国の枠組みで装備や燃料などを弾力的に融通できるようにして機動性を高める。 

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