ロ外相が北朝鮮入り=正恩氏の訪問調整、同盟深化 2025年07月12日 00時16分

ロシアのラブロフ外相が11日、北朝鮮を訪問した。タス通信が伝えた。13日まで滞在し、平壌で金正恩朝鮮労働党総書記と会談する見込み。ロシア側はラブロフ氏から「プーチン大統領の親書を渡す」(ペスコフ大統領報道官)と説明しており、正恩氏の年内のモスクワ訪問実現に向けて調整を加速させる狙いだ。
ラブロフ氏の平壌入りは、プーチン氏の訪朝に随行した昨年6月以来となる。今回、崔善姫外相との間で同年11月に続く第2回戦略対話を実施。首脳間で署名された包括的戦略パートナーシップ条約に基づき、ウクライナに侵攻するロシアと北朝鮮の同盟関係をさらに深めるとみられる。
韓国の情報機関・国家情報院によると、ロシア西部クルスク州に越境したウクライナ軍を撃退するため、2度にわたって北朝鮮兵計約1万5000人が派遣され、多数が戦死。米CNNテレビは最近、北朝鮮が最大3万人の追加派兵を準備していると伝えた。