「有志連合」作戦本部パリに=派兵計画の運用担う―ウクライナ支援 2025年07月11日 08時12分

【ロンドン時事】ウクライナ和平を目指す欧州主体の「有志連合」は10日、オンライン会合を開き、当面の作戦本部をパリに置くことで合意した。ロシアとの停戦成立後にウクライナの安全を保証する「多国籍部隊」派遣計画の運用を担う。英政府が声明で明らかにした。
作戦本部は英仏両国が中心となって運用し、「部隊に対するパートナー国の柔軟な貢献を可能にする」(声明)ことを目指す。1年後にロンドンに機能を移す。ウクライナへの部隊展開に伴い、首都キーウに実務調整機関を設ける予定。停戦成立を受けて「数日以内」に部隊を派遣できるよう体制を整えていくという。
有志連合の会合は、ロンドンで行われた英仏首脳会談に合わせて開催され、ゼレンスキー・ウクライナ大統領やメローニ・イタリア首相らがオンラインで参加。米国のケロッグ・ウクライナ担当特使も初めて加わった。