一時停戦後に攻撃再開も=ハマスの武装解除要求―イスラエル首相 2025年07月11日 06時36分

【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、ビデオ演説を公開し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの一時停戦に合意した後、恒久停戦に向けた協議がまとまらなければ攻撃を再開すると表明した。イスラエルとハマスは現在、60日間の停戦に向けて交渉している。停戦期間終了後のイスラエルによる攻撃再開を警戒するハマスは恒久停戦の「保証」を求めているが、ネタニヤフ氏が拒否した形だ。
ネタニヤフ氏は、60日間の停戦に合意すれば、恒久停戦に関する協議が始まると説明した。その上で、恒久停戦を受け入れる最低条件として、ハマスに対し武装解除と統治能力の無効化を要求。「60日間の交渉で達成できなければ、武力によって成し遂げる」と述べた。