「出生地主義」見直し、再び差し止め=トランプ米大統領令巡り連邦地裁 2025年07月11日 05時38分
【ニューヨーク時事】米東部ニューハンプシャー州の連邦地裁は10日、米国で生まれた全ての子供に市民権を保証する「出生地主義」を見直すトランプ大統領の大統領令について、全米で暫定的に差し止めるよう命じた。連邦最高裁は6月末、大統領令の全国的な差し止めを決めた下級裁判所の仮処分を制限する判決を下していた。
今回の判断は、最高裁の判決に対し、人権団体の全米市民自由連合(ACLU)が6月末に起こした集団訴訟を受けて下された。政権側の控訴を可能にするため発効まで7日の猶予期間が設けられる。