トランプ米大統領、核開発継続なら再空爆=イランの勝利宣言は「うそ」 2025年06月28日 06時02分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は27日、ホワイトハウスで記者会見し、イランがウラン濃縮活動を続け、核兵器保有の懸念が強まったと判断すれば、再び対イラン空爆に踏み切ると表明した。また、国際原子力機関(IAEA)や米国がイラン核施設を査察すべきだと強調した。
トランプ氏は、イランの核兵器開発が再び懸念すべき水準まで高まった場合、「疑いなく、絶対に(空爆を行う)」と明言した。同氏は、米軍が22日に実施したイラン中部フォルドゥなど3カ所の核施設空爆で、イランの核開発計画が相当後退したとしている。
また、自身のSNSで、イランの最高指導者ハメネイ師がイスラエルに対し、イランの「勝利」を宣言したことに関し、「うそをつくべきではない」と一蹴。ハメネイ師がイスラエルと交戦中に退避していた場所を正確に把握していたが、殺害を容認しなかったと主張し、「醜く、不名誉な死から私が救った」と述べた。