ハメネイ師暗殺計画認める=停戦後は狙わず―イスラエル国防相 2025年06月27日 20時12分

イスラエルのカッツ国防相=2024年11月、エルサレム(EPA時事)
イスラエルのカッツ国防相=2024年11月、エルサレム(EPA時事)

 【イスタンブール時事】イスラエルメディアによると、カッツ国防相は26日、イランの最高指導者ハメネイ師について「もしわれわれの視界に入っていれば排除(殺害)できた」と語った。ネタニヤフ首相はイランと交戦中、イランの「体制転換」も視野に同師暗殺を計画したが、トランプ米大統領に反対されたと報じられていた。イスラエル政府高官が、殺害の意図があったことを事実上認めた形だ。
 カッツ氏は「(ハメネイ師は)われわれが懸命に捜索していたのを知り、地下深くへ逃げて司令官らと連絡を絶った。最終的に(殺害が)現実的ではなくなった」と指摘。「停戦の前後で状況は変わった」と述べ、現在は暗殺を企図していないと強調した。
 米国の意向については「われわれに許可は必要ない」と主張した。 

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