今年初外遊でベラルーシ訪問=プーチン氏、行き先限られ 2025年06月27日 17時42分

ロシアのプーチン大統領は26日、自国主導の経済ブロック、ユーラシア経済同盟(EAEU)関連会合のため、旧ソ連構成国ベラルーシを訪れた。今年上半期が終わりに差し掛かる中で初の外遊。ウクライナ侵攻を巡って国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を出され、訪問先は友好国に制限されたままだ。
プーチン氏は27日、首都ミンスクでEAEU首脳会議に出席。これに先立つ26日の経済フォーラムの演説では「EAEUは設立10年を迎えた。加盟5カ国のポテンシャルは著しく強化された」と誇った。
ペスコフ大統領報道官は「(プーチン氏は)下半期に数多くの外国訪問を計画している」と説明。ただ、発表されたのは、8月31日~9月3日の訪中のみ。年内のインド訪問も調整されているが、日程は確定していない。7月上旬にICC加盟国のブラジル・リオデジャネイロで開催される新興国グループ「BRICS」首脳会議は対面参加を見送った。