相互関税の停止期限延長も=「10カ国」と交渉進展―トランプ米政権 2025年06月27日 11時07分

【ワシントン時事】トランプ米政権のレビット大統領報道官は26日の記者会見で、相互関税の「上乗せ部分」の適用停止期限が7月9日に切れることについて「期限が延長される可能性もあるだろうが、それは大統領が決めることだ」と述べた。「期限は重要ではない」と語り、貿易相手国・地域の交渉姿勢を見極めて柔軟に判断するとの認識を示した。
相互関税の上乗せ分の停止延長を巡っては、ベセント財務長官も「誠意をもって交渉に取り組んでいる国」には認めると示唆したことがある。
日本からは赤沢亮正経済再生担当相が7回目の閣僚級交渉に臨むためワシントンを訪問中。ラトニック商務長官らと協議する方向で調整している。
ラトニック氏は26日に放映された米ブルームバーグテレビのインタビューで、相互関税の上乗せ分の停止期限が迫る中、特に「10カ国」との関税交渉が進展していると自信を示した。日本については言及しなかったが、「来週、多くの合意を発表する」と強調した。
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