トランプ氏の弾劾決議失敗=イラン攻撃で民主議員提出―米 2025年06月25日 07時14分
【ワシントン時事】米連邦議会下院は24日、野党民主党のアル・グリーン議員(テキサス州選出)が提出したトランプ大統領に対する弾劾決議案の取り下げ動議を賛成多数で可決した。決議案は、トランプ氏が議会の承認なしにイランを攻撃したことを「議会が持つ宣戦布告権を侵害し、三権分立を無視した」と非難する内容だが、身内の民主党からも多数が取り下げ賛成に回った。
取り下げ動議の投票結果は賛成344、反対79。賛成票の内訳は与党共和党が216、民主党が128だった。トランプ氏は政権1期目で2度の弾劾訴追を受けたが、いずれも上院の弾劾裁判で無罪となった。このため民主党執行部は弾劾に慎重な姿勢を示している。