イランに相次ぐ非難=外交解決の呼び掛けも―湾岸諸国 2025年06月24日 08時23分
【カイロ時事】イランが23日、米軍が駐留するカタールの空軍基地にミサイル攻撃を行ったことを受け、カタール外務省報道官は声明で、同国の主権と領空を侵害したとして「強い非難」を表明した。サウジアラビア外務省も「最も強い言葉」でイランを批判した。
アラブ首長国連邦(UAE)外務省は「カタールの安全を脅かすいかなる攻撃も断固として拒否する」と反応。一方、「真剣な対話が平和への唯一の道筋だ」と訴え、外交的解決を呼び掛けた。
イランの核開発を巡る米イラン高官協議を仲介してきたオマーンは、外務省報道官の声明で、今回の攻撃は「受け入れられない」と表明した。その上で、イスラエルが13日に開始したイラン攻撃をきっかけに中東情勢が緊迫化したと指摘。すべての当事国に軍事作戦の即時停止を訴えた。