弾劾裁判取りやめ求める=「憲法に違反」―フィリピン副大統領 2025年06月24日 07時16分

【マニラ時事】フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領は23日、公金の不正使用疑惑などに問われ、7月末から上院で予定されている自身の弾劾裁判について、「憲法の条項に違反している」として取りやめるよう求めた。
サラ氏は公金の不正使用の他にも、マルコス大統領夫妻らに対する殺害予告で脅迫容疑などにも問われており、サラ氏の弁護団は「1年に複数の案件を弾劾の対象とすることは憲法で禁じられており、無効だ」と主張した。一方で、憲法の当該条項が適用されるのは、下院が求めた場合のみという見解もあるという。