韓国裁判所、三菱重工に賠償命令 2025年06月07日 21時56分
【ソウル時事】韓国の元徴用工の男性が三菱重工業に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、ソウルの裁判所が5月、消滅時効が成立するとして原告の訴えを棄却した一審判決を破棄し、同社に1億ウォン(約1070万円)の支払いを命じる判決を下していたことが7日分かった。
聯合ニュースによると、男性は1918年生まれで、現在107歳。2019年に提訴したが、22年の一審で敗訴。二審は、23年12月に最高裁が消滅時効に関し、日本企業の賠償責任を認める最高裁判決が初めて確定した18年10月が起点になるとの判断を示したことを受けて判決を覆した。