ハリス氏「1930年代思い出せ」=米政権の現状に懸念 2025年05月25日 22時29分
【シドニー時事】ハリス前米副大統領は25日、オーストラリア東部ゴールドコーストで開かれた不動産業界の会合で、「今、世界で起きていることを率直に心配している。(世界恐慌のあった)1930年代を思い出すことが大切だ」と述べた。名指しは避けながらも、一方的な高関税政策などを進めるトランプ米政権の現状に懸念を示した形だ。豪メディアが報じた。
ハリス氏は昨年11月の米大統領選でトランプ大統領に敗れた。会合では「国家が相互に依存していることを教えてくれている歴史を理解し、思い起こすことが大切だ。外交には友情や一貫性、誠実さ、助け合いが必要だ」と強調した。