次期iPhone、値上げ検討=新機能理由、関税の影響に触れず―米紙 2025年05月13日 10時17分

【シリコンバレー時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは12日、米アップルが今秋投入する次期スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」シリーズの値上げを検討していると報じた。新機能追加やデザイン変更を理由に据え、トランプ米政権の関税政策が影響したと見られないようにするという。
トランプ大統領は、高関税によってもたらされる物価上昇に神経をとがらせている。米アマゾン・ドット・コムが商品価格に与えた関税の影響額を通販サイトで表示することを検討中と報じられると、トランプ氏はベゾス会長に直接電話して苦言を呈した。同社はその後、表示しないと表明した。アップルは、アマゾンの二の舞いを避けたい考えとみられる。
昨秋発売のアイフォーン16は799ドル(日本では12万4800円)から。次期シリーズがどの程度高くなるかは不明だ。