グーグル、和解金2000億円=個人情報保護訴訟でテキサス州に 2025年05月10日 11時43分
【シリコンバレー時事】米南部テキサス州は9日、個人情報保護を定めた州法に違反したとして米グーグルを相手取った3件の訴訟で、同社が総額13億7500万ドル(約2000億円)の和解金を支払うことで合意したと発表した。同州は、米国の州が起こした個人情報保護訴訟の和解金では最高額だと強調した。
テキサス州は2022年、位置情報、シークレットモードの検索データ、生体認証データについて、グーグルが違法な情報収集を行ったとして提訴した。パクストン司法長官は声明で「グーグルは製品・サービスを通じ、秘密裏に人々を追跡していた。私は反撃し、勝利した」と述べた。
米メディアによると、グーグルの広報担当者は和解に当たり、不正行為や責任を一切認めていないと説明。既に他の訴訟を通じて解決済みの請求内容で、製品運用のルールは既に見直しを終えているという。