米中協議、合成麻薬対策も議題か=中国が担当閣僚を派遣―報道 2025年05月10日 07時11分
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9日、中国政府が10、11両日にスイスで開かれる米中協議に、合成麻薬「フェンタニル」対策を担う王小洪公安相を派遣すると報じた。トランプ米政権は合成麻薬の米国流入対策の不備を理由に、中国からの輸入品に20%の追加関税を課しており、合成麻薬対策が議題になる可能性がある。
同紙が関係者の話として伝えたところによると、中国が合成麻薬対策の協議を呼び掛け、米国は取り締まり強化や厳罰化などを要求した。中国としては、協力姿勢を示すことで緊張緩和につなげる狙いがあるという。