「史上最悪の政権発足100日」=ハリス氏敗北の責任認める―バイデン氏 2025年05月09日 14時27分

【ワシントン時事】バイデン前米大統領は8日、ABCテレビの番組に出演し、トランプ政権2期目発足後の100日間について「史上最悪だった」と酷評した。一方、昨年の大統領選でハリス前副大統領がトランプ氏に敗れたことに関しては「私が(当時の政権の)責任者で、勝ったのは彼だった」と述べ、選挙直前に撤退した自身に責任の一端があると認めた。
大統領選では共和党が人種や性別に関連して差別的な選挙活動を展開したと主張。有色人種で女性のハリス氏が敗北した結果に「落胆したが、驚きはなかった」と語った。
バイデン氏は1月の退任直後は公の場で語ることを控えてきた。しかし、「ハネムーン(蜜月)期間」と呼ばれる新大統領の就任後100日を過ぎてからは、メディアのインタビューなどに応じ政権批判を強めている。