米農務長官、日本など訪問=秋にかけ、農産物市場開拓 2025年05月09日 07時21分

ロリンズ米農務長官=5日、ワシントン(AFP時事)
ロリンズ米農務長官=5日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米農務省は8日、ロリンズ長官が今秋までの5カ月間、日本を含む7カ国を訪問すると発表した。米国産農産物の市場アクセス改善や新規市場開拓について各国当局者と協議する。米農産物が公平に扱われているかどうかも確認する。
 ロリンズ氏はまず12~14日の日程で、関税交渉で合意した英国を訪問。合意内容に盛り込まれた英農産物市場の開放に関する詳細を議論する。続いて日本、ベトナム、ブラジル、ペルー、イタリア、インドも訪れる予定だ。
 農務省は日本について「トウモロコシ、牛肉、豚肉、小麦、コメ、大豆など多くの重要商品についてトップ5の市場だ」と重視する姿勢を示した。米国は近年、農産物でも貿易赤字が続いている。巨大市場である中国との対立が激化し、米中間の貿易が細る中、輸出市場の開拓が急務となっている。 

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