コロル元大統領を拘束=汚職で収監命令―ブラジル 2025年04月26日 06時55分

【サンパウロ時事】汚職事件で有罪判決を受けていたブラジルのコロル元大統領(75)が25日、連邦最高裁の命令を受けて身柄を拘束された。最高裁は前日、判決に対するコロル被告の不服申し立てを退けた上で、即時収監を命じていた。
連邦警察などによると、コロル被告は最高裁の命令を受け、出頭するため首都ブラジリアに向かったが、北東部マセイオの空港で拘束された。
国営石油会社ペトロブラスを舞台にした巨額汚職事件で、コロル被告は上院議員在任中の2010~14年、計2000万レアル(約5億円)の賄賂を受け取ったとして、23年に収賄とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮8年10月の判決を受けた。