李在明氏、9割獲得で圧勝=野党予備選の第1回投票―韓国大統領選 2025年04月19日 19時38分

19日、韓国中部の清州で開かれた革新系最大野党「共に民主党」の予備選で演説する李在明前代表
19日、韓国中部の清州で開かれた革新系最大野党「共に民主党」の予備選で演説する李在明前代表

 【清州(韓国中部)時事】韓国の革新系最大野党「共に民主党」は19日、中部・忠清道地域で大統領選(6月3日投開票)の候補者を選出する第1回の党内予備選を実施し、李在明前代表が88.15%を獲得して圧勝した。李氏の「一強体制」が確認された形だ。
 李氏は同地域にある清州市での演説で、保守系与党「国民の力」の候補らと争う本選を見据え、尹錫悦前大統領の「非常戒厳」宣言を巡る「内乱の克服」を強調。「内乱の残党のために国はまだ混乱している。内乱を完全に克服し、崩れた国民生活と民主主義を回復すべきだ」と主張した。
 2022年の前回大統領選で尹氏に惜敗した李氏は、高い知名度が強み。大票田の忠清道は与野党の激戦地で、李氏は「過去の民主党政権は忠清の選択で誕生した。今回も必ず4番目の民主党政権が誕生すると確信する」と支援を呼び掛けた。 

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