ロシアのミサイル攻撃で31人死亡=国境近く、80人超負傷―ウクライナ北東部 2025年04月13日 19時48分

13日、ウクライナ北東部スムイ中心部のロシア軍の攻撃があった現場で活動する消防隊員(EPA時事)
13日、ウクライナ北東部スムイ中心部のロシア軍の攻撃があった現場で活動する消防隊員(EPA時事)

 ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、SNSで、北東部の都市スムイ中心部に同日朝、ロシアによる弾道ミサイル攻撃があり、31人が死亡、少なくとも84人が負傷したと明らかにした。この日はキリスト教の記念日で、多くの人が街に出ていた。ゼレンスキー氏はロシアに「強力な圧力」を加えるよう国際社会に呼び掛けた。
 スムイはロシアとの国境付近にあり、ウクライナが昨年越境攻撃したものの、押し返されているロシア西部クルスク州に近い。
 ゼレンスキー氏はSNSに、焼けたバスや車とともに、被害者とみられる多くの人が路上に横たわる動画を掲載し「鬼畜の所業だ。普通の人々の命を奪った」と強く非難。「戦争と殺りくを止めたいと願う世界中の人々は厳しく対応すべきだ。ロシアへの圧力なしに平和は不可能だ」と訴えた。 

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