次期大統領選、断念せず=出馬禁止の判決批判―仏極右ルペン氏 2025年04月01日 06時52分

3月31日、パリ郊外でインタビューに臨むフランスの極右野党・国民連合(RN)のルペン前党首(AFP時事)
3月31日、パリ郊外でインタビューに臨むフランスの極右野党・国民連合(RN)のルペン前党首(AFP時事)

 【パリ時事】フランスの極右野党・国民連合(RN)を実質的に率いるルペン前党首(56)は3月31日、公金横領事件を巡る同日の判決で2027年の次期大統領選への立候補が禁止されたことを受けて「私は戦う。これで終わるわけにはいかない」と述べ、出馬を断念せず法廷闘争に望みをつなぐ意向を表明した。民放テレビTF1のインタビューで語った。
 ルペン氏は5年間の被選挙権停止と仮執行を宣告されたことに関し、「極右の大統領」誕生を阻もうとする「政治的な判決だ。法の支配が侵害された」と批判。バルデラRN党首(29)を「素晴らしい切り札」と認めつつも、党内で大統領候補の座を譲る考えはなく、「出馬に向け(逆転)控訴判決を求めていく。私は無罪だ」と訴えた。 

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