ハマス、ガザ停戦仲介案に同意=イスラエルは対案 2025年03月30日 08時29分
【エルサレム時事】イスラム組織ハマスは29日、SNSを通じ、パレスチナ自治区ガザでの停戦に関し、エジプトなど仲介国の提案に同意したと明らかにした。イスラエル首相府も同日、提案を受け取ったことを認めたものの、「米国と協議の上、対案を伝えた」と声明で述べた。内容は明らかにしていない。
ロイター通信が情報筋の話として伝えたところによると、仲介国の提案は、ハマスが拘束している人質のうち毎週5人ずつを解放する内容。一方、AFP通信によれば、ハマスはイスラエルが要求している武装解除は拒否した。
ハマスは29日、拘束中の人質1人が解放を懇願する様子を映した映像を公開。人質解放と引き換えの早期停戦実現をイスラエル国内世論に訴える狙いとみられ、仲介国を介した駆け引きは今後も続く見通し。