米政府ワクチン責任者が辞任=厚生長官の「うそ」に抗議―報道 2025年03月29日 15時10分

【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は28日、食品医薬品局(FDA)のワクチン責任者が同日辞任したと報じた。ワクチン懐疑論者のケネディ厚生長官の「偽情報やうそ」に抗議しているという。
報道によると、この責任者はピーター・マークス博士。辞任の書簡で「長官が真実や透明性を望まず、むしろ偽情報やうそを従順に追認するよう望んでいる」と批判したという。
マークス氏は2012年からFDAで勤務。新型コロナウイルスの流行時には、第1次トランプ政権が推し進めたワクチンの開発や接種を加速させる「ワープスピード作戦」で主導的な役割を担った。