米国務長官、対ロ制裁解除「これから精査」=SWIFT復帰、EUと議論へ 2025年03月27日 08時18分

26日、訪問先のジャマイカの首都キングストンで記者会見するルビオ米国務長官(AFP時事)
26日、訪問先のジャマイカの首都キングストンで記者会見するルビオ米国務長官(AFP時事)

 【ワシントン時事】ルビオ米国務長官は26日、訪問先のジャマイカで記者会見し、ロシアがウクライナとの黒海停戦に向けて提示した制裁解除などの条件を「これから精査する」と述べた。解除に関しては、欧州連合(EU)と議論が必要になるとの見通しを示した。
 ロシアとウクライナは25日、米国の仲介で黒海での停戦に合意。ロシアは履行の条件として、ロシア金融機関の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」への復帰など対ロ制裁の一部解除を求めている。
 ルビオ氏はロシアとウクライナとの間で「黒海停戦の原則合意が成立した」と強調。ロシアの条件には「EUの制裁が含まれている」とした上で、解除については最終的にトランプ米大統領の判断を仰ぐと語った。 

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