EUには「20%程度」か=米政権の相互関税―FT報道 2025年03月27日 06時08分

欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員=10日、ブリュッセル(EPA時事)
欧州連合(EU)欧州委員会のシェフチョビッチ委員=10日、ブリュッセル(EPA時事)

 【ワシントン時事】英フィナンシャル・タイムズは26日、トランプ米政権が検討する相互関税で、欧州連合(EU)からの輸入品に課す関税率が「20%程度」になる見通しだと報じた。シェフチョビッチ欧州委員(通商・経済安全保障担当)が示した。米側から例外措置などの提案はないという。関係者の話として伝えた。
 シェフチョビッチ氏は25日、ワシントンでラトニック商務長官やグリア通商代表部(USTR)代表と会い、貿易問題を協議。終了後、Xに投稿し「懸命な作業が続く」と難航を示唆していた。
 報道によると、シェフチョビッチ氏は、米国が20%の関税を導入すれば、欧州は「壊滅的な打撃」を受けると米側に訴えた。米政権は、相互関税について、「最終決定していない」と説明している。 

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